[2005.07.16]
  MP3が,すべてだった


 ▼MP3 is ten years old today(The Register)【英語】
  http://www.theregister.co.uk/2005/07/14/mp3_tenth_birthday/


 人間なら10歳と云うとまだガキだけど,流れの速いネットワークの世界ではもう中年並みだ。だが,まだまだ十分すぎるほどに働いてくれている。

quote:MP3は,10歳になった。そう,1995年7月14日,ドイツのフラウンホーファー研究所は,MPEG標準のオーディオレイヤー3に使う拡張子を「.mp3」に決めた。そしてMP3は当時のままで,DRMを付け加えられることなくそのままだ。より進んでいると云われるコーデックが現われ,DRMをサポートするフォーマットも出てきているが,MP3が近いうちになくなりそうな兆候はない。The Registerの記事がとりあげた最初のMP3のストーリーは,1998年9月14日,MP3プレイヤーのリオ300がMP3.comから公認で曲をダウンロードできるというものだった。

 このサイトを起動した頃(1999年6月)は,よくネットをうろうろしている人ならMP3はそんな珍しい存在でもなかった。ナップスターでバコバコMP3を落とすことができたし,PC環境ではウインアンプのようなMP3プレイヤーがボコボコ出ていた。わたしのようなマックユーザーにとってはプレイヤーソフトも携帯プレイヤーもほとんど数がなかったが,その頃からちょうど,マックでも使えるリオ500も出て(過去記事),MP3プレイヤーソフトもじょじょに増えてきた。

 いま,自分のハードディスクの中身をみると,音楽・音声はすべてMP3だし,動画ファイルもそのなかのオーディオは全部MP3だったりする。マックでも楽に使える可逆圧縮形式があればよいとは思うのだけど,でもなんどもこの欄で云っているように,わたし自身がMP3以上の高音質を持っているファイル形式との違いが全然わからないのだから仕方ない。そう云えば,MP3より高音質だと云っていたオーディオ形式はどこにいったんだろう? そんなのをいまだに使っている人などいるのだろうか? 10年後も,いや,100年後も,MP3は残るが,WMAとかM4Pとかの拡張子は残らない。そんなファイルの再生方法など,誰も知らず,単なるゴミファイルとなる。だから,100年後も聴いてもらうための音楽を作るには,MP3にしておくしか,方法はないのだ。これは,間違いない。

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